書評:「わたしはわたし!」セルフ・ラブで幸福の扉を開ける15の鍵


献本頂きましたので、読了の報告と共に。

「わたしはわたし!」セルフ・ラブで幸福の扉を開ける15の鍵 (tiara books)

「わたしはわたし!」セルフ・ラブで幸福の扉を開ける15の鍵 (tiara books)

「あなたは今、幸せになるために必要だと思っているものはありますか?」
(中略)
「あなたはすでに幸せになるために必要なものをすべて持っていますよ」

という強烈な出だしから始まる、自己啓発系書籍。

アラサー女性の主人公をメインに据えたストーリー仕立てで、自分の気持ちや感情のコントロールについてノウハウやエッセンスを教えてくれる。

筆者の溝口あゆか氏は「スピリチュアル心理学」という学問を開拓した方で、今の自分をいかに肯定して、前に進んでいくか、ということを「セルフ・ラブ」という概念から実践している。

私は「スピリチュアル」的なものに興味を抱けない人間なので、物語に入り込むのはちょっと難しかったですが、自己啓発のノウハウとしてヒントとなることはいくつかありました。また、近年のスピリチュアルブームとは異なるイギリス本場の"スピリチュアル"についても言及しており、そのあたりは世の中に溢れている「スピリチュアル本」とは一線を画す……かも。

締めの言葉も個人的には強烈でした。

愛とは、言い換えれば、生命ともいえます。生命とは、宇宙意識でもあり、神でもあり、そしてあらゆるもののすべてです。セルフ・ラブを育てて、愛、生命の息吹、宇宙の鼓動、そしてあなたらしい幸せを感じてみませんか?

こういった表現に違和感を感じられない方、自分に自信がない人や何かやりたいけどなかなか行動に移せない人にオススメの本。

献本ありがとうございました!