12年。

どうもtoriaezuです。

と、インターネット上の名前を名乗るのも恥ずかしいくらい、ここ数年、ネットとの関わりがほとんど無い状態でした。Twitterはたまにやるけど、タイムラインはあまり見てないし、あれだけ中毒症状が出ていたはてブもほとんどご無沙汰の状態。

何が変わったかと言えば、実社会で多少偉くなったので、立場的に仕事しながらはてブを見続けるのも人目を気にしないといけなくなった、といったところでしょうか(今までどれだけ恵まれていたか…!)

先日ふと、いつ頃から自分はこのはてなダイアリーは書き出したんだっけ、と過去ページを読み返していったところ、このダイアリーを書き始めたのは2004年4月頃でした。12年。

12年前、ちょうど社会人になりたての頃、住み慣れた関西から東京に移り住んで、右も左も分からないままホームシックになって、どこにもぶつけられない不安感やストレスや自分の思いのたけを書き殴れる場所として、はてなダイアリーを選んだのを思い出しました。

ほんの少しだけ読み返してみて、すげー黒歴史wwとすぐにページを閉じましたが、あの頃は若かったよね、と12年も経つと過去を良い思い出として美化しちゃうバイアスがかかるので、バイアスがかかったままそっとしておこうと思った次第です。

えーと何が書きたかったかというと、12年もやってるとさすがにインターネットは飽きてくるけど、それでもインターネットは楽しいし、インターネットと同じくらい現実も楽しいよ。

書籍レビュー「もったいない人」が人生を変える3つの法則

レビュープラスより献本頂きました。

「もったいない人」が人生を変える3つの法則

「もったいない人」が人生を変える3つの法則

Amazon内容紹介

人より頑張っているのに、努力が苦労が報われていると感じられない。優柔不断な自分に嫌気がさすことが多い。自分の才能がわからない。……なにをやってもうまくいかないと嘆いているだけの自分はやめてしまおう。そんな自分でいるなんて、もったいない! 自分を売り込まなくてもお客が集まる集客の達人が教える、最強の自分プロデュース術!

目次

序章 「もったいない人」の代表的な3パターン
第1章 「自分を責めない私」になれば人生が好転する!
第2章 「決められない私」をきっぱり卒業する方法
第3章 「目立つことを楽しめる私」を育てよう!
第4章 キラリと光る「隠れた才能」の見つけ方
第5章 その他大勢に差をつける「自分プロデュース」法
第6章 「もったいない人」から抜け出す7つのゴールデンルール

「もったいない人」から抜け出すために

本書の内容としては
・人より頑張っているのに、努力や苦労が報われていると感じられない
・いつも人の顔色をうかがってしまう自分が嫌い
・会社の同期たちが優秀に思えてしかたない、自分には彼らほどの能力はないと感じてしまう
といったうまく周囲から認めてもらえていない人、活躍できる力は持っているのにその力を充分に発揮できないでいる人のことを「もったいない人」と表現し、どうすれば自分の強みや才能を見出し、周囲に自分を売り出していけるかという人生を変えるためのノウハウが詰まった本となっている。

「もったいない人」から抜け出すために

本書では様々なケーススタディから「もったいない人」がよく陥る思考や行動を紹介し、それらからどうやって抜け出せばよいか、といった話が数多く描かれているが、成功思考・行動のパターンとしてはほぼ以下の3つにあてはまる。
・ポジティブに考えよう
・即決するためにあえて情報を断とう
・失敗を恐れず、成功するまで行動の量を増やそう
これらを意識することで「もったいない人」から抜けだして自分自身を周囲に認めてもらうことができる、というのが著者がこの書籍でいちばん推しているメッセージとなっている。

自分の強みを見つけるための7つの質問

個人的には読み進めていくうちによくある自己啓発本的な匂いを感じてしまい、途中から読み進めることが辛くなってしまった。その一方で、いわゆる自己啓発的な「ポジティブさ」だけでなく、一般的なビジネスマンにとっても意識したほうがいいトピックがいくつかあったので、それをここで紹介しておきたい。

自分の強みを見つけるための7つの質問
・あなたが仕事でワクワクすることは?
・仕事で思わず時間を忘れてしまうぐらい没頭してしまうことは?
・人からよく「ほめられること」は?
・人から「スゴイね」と言われても、自分では「当たり前」と思ってしまうことは?
・人に引かれるくらいお金をかけて「自己投資」してしまうことは?
・自分には密かに●●のセンスがあると思う」の●●に入る言葉は?
・他人の仕事ぶりや能力を見ていて、異常に「嫉妬」を覚えることは?

あとがき

「ハワイのワイキキビーチを下に望むバルコニーにて」ベタすぎてワロタw

書籍レビュー「大資産家になるためのアジア副業マニュアル」

レビュープラスより献本頂きました。

Amazon内容紹介

今こそ企業も個人もアジアの風に乗るべき時。本書は正に成功のカギを示した必読の書だと思う。――ソニー元社長 安藤国威
米プレデンシャル・フィナンシャル日本法人設立に30歳で参画し、36歳で取締役。44歳でフィリピン現地法人の社長、その後東京海上グループソニー生命保険を渡り歩いた著者。生保業界のエリート営業管理職が、自身の体験をもとに、アジアで稼ぎ、大資産家となる方法を伝授!
内容例を挙げると、◎語学力で飛躍するアジアの若者vs.陳腐な内容を日本語のみでしか話せない日本の若者 ◎人口ボーナスで見る世界、沸騰するアジア ◎収入源と運用、リスク分散の考え方―マネー力幼稚園児の日本 ◎なぜ、三カ国に住居、資産をもつことが有効なのか ◎合法的運び屋となるために ◎移動は経費ではなく投資である ◎住む場所が変われば人生は劇的に変わる 等々
アジアビジネスのチャンスをつかむための一冊!

目次

序章 今からでもアジアで大資産家になれる
第1章 なぜアジアがビジネスチャンスなのか
第2章 荒野の案山子から二本足打法へ
第3章 アジアで面白いように稼ぐために
第4章 アジアビジネスのビジョンと戦略の実現方法
第5章 魅惑のアジアに架空滞在
終章 アジアの風に乗って、最高の渡り鳥人生を

アジアへの投資

「アジアへの投資を積極的に行うのは今しかない!」といったメッセージが強く込められた書籍。その大きな要因として挙げられているのがアジアの諸国に訪れ始めている「人口ボーナス」の話。

人口ボーナスとは、子どもや学生、高齢者といった仕事に従事しない人々を除いて、働くことによって生産性を生み出す人々(生産人口)の増加率が、全体の増加率(総人口)を上回ることを指す。この人口ボーナスを迎えている間は、その国は経済成長期となる。一方で、人口ボーナス期を終えて生産人口の増加率よりも全人口の増加率が増えていくことになると、人口オーナス期に差し掛かることになる。すなわち、その国は成熟期を迎えたこととなる。
こういった人口ボーナスを日本はバブル期まで経験しており、今まさに成熟期、あるいは衰退期とも言えるような状況をたどっている。その一方で、シンガポールやタイ、マレーシアなどアジア諸国はこれから高度経済成長期に入っていく国々であることが統計的に示されている。
こういった強い経済成長をしていく国々に対して積極的に投資を行うのは人口ボーナス期間である今しかない!と訴えかけるのが今回の本のメインメッセージ。

何に投資すればいいのか

そんな投資を積極的に薦める一方で、本書では投資すべき対象は「アービトラージ」、つまり、地域ごとの価格差を利用した貿易を強く薦めている。が、個人的にはそういった「地域ごとの物価の差」を利用した商売というのはすでに大企業がはびこっている世界であり、時に価格競争にまで発展するほど、この分野はすでにレッドオーシャンとなってしまっているのではないだろうか。
貿易のための移動は「コスト」ではなく「投資」である、と訴えかける本書のメッセージはある面では理解できるが、その一方で移動することで利益を生み出すという比喩として「発電理論」というものを提唱しており、この喩えのわかりにくさも本書の良い部分を打ち消してしまっている要因のひとつといえる。

投資兼旅行本

ただ、そうは言いつつも、アジアにおける投資トレンドや不動産投資の事例など具体的な投資のあるべき姿を描いているのは関心が持てたし、アジアに旅行する際の意識するポイントは自らがアジアに住むときのおすすめ不動産の紹介まで、かなり突っ込んだ「アジアへの愛」も語っている。
そういった意味では本書は単なるアジア向け投資本というよりは、アジア全体の観光活性化とそれを活用した投資術という2つの側面を持った書籍と言える。
今回の本はある程度「投資」にフォーカスした話となっているが、「投資」だけでなく自身の仕事を海外展開したい、あるいはセミリタイア後はアジアに移住したいという思いを持っている人には一読に値する書籍だ。

アプリ断捨離のススメ

今年に入って"アプリ断捨離"を決行しているのですが、我ながらオススメのライフハックなので皆さんにも紹介してみます。

アプリ断捨離とは

"アプリ断捨離"ってなに?と思われる方も多いと思いますが、その名の通り自分にとって不必要だと思われるアプリをガシガシ削除、iPhoneのホームをすっきり整理していく修行ライフハックです。

  • アプリレビューサイトなどで話題になっているけれども自分の身の丈に合わずに使いこなせていないアプリ
  • いつか使うだろうと思いつつ結局起動されることもないアプリ
  • そもそもどこにあるか記憶にすらないアプリ

皆さんのスマホの中にもそのようなアプリ、ありませんか?

きっかけ

そもそもの発端としては去年の夏にプールでキャッキャウフフ、テンション上がりっぱなしで楽しく遊んでいたところ、水着のポケットにiPhoneが入ったままだったという驚愕の事実が発覚、涙目になりながらiPhoneを乾かすもiPhone内部から滝のごとく水が流れだす事案が発生したという経緯があります。(あれはiPhoneの涙だったんだね)
その当時のiPhoneには山のように使われなくなったアプリが字のごとく山積しており、さまざまなフォルダ内に放置されている状態でありました。そんな折の水没事案発生を受けて「所詮この世は諸行無常、盛者必衰の理をあらわすね……」と真理を悟り、どうせアプリをガシガシ入れても使えない、使いこなせない、使わなくなるケースが多発するならば、インストールするのは自分にとって本当に必要なアプリだけに留めるべきだ、という境地に達しました。

アプリ断捨離をしたらどうなるの?

  • アプリを探す手間が無くなります。
  • スマホに余計な時間を割かれることが無くなります。
  • 整理整頓が出来て、気分がスッキリします。
  • そういう自分にうっとりします。
  • 最終的に素敵な人生を送ることができます。
    • きっと!

で、実際にアプリ断捨離をやってみて気づいたのは、自分にとって本当に必要なアプリを見極めるためには自分の価値観を洗練させていく必要がある、ということでした。それは、直感を信じる、という表現に近い部分があると思います。*1
とりあえずアプリはインストールするけれど、ちょっと使ってみて自分の直感に合わない場合はすぐに消します。いずれ使うかも……じゃダメなんです!

いつ消すの?今でしょ!

皆さまのスマホライフが素敵になりますように。

新・片づけ術「断捨離」

新・片づけ術「断捨離」

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

いつやるか? 今でしょ!

いつやるか? 今でしょ!

*1:ちなみに今自分のiPhoneはフォルダなしで3ページのみです

通話料が安くなる050plusに登録してみた

スマホの通話料が安くなるIP電話アプリ「050 plus」を紹介してみます。

・携帯や固定電話への通話が安い!
・アプリ同士なら24時間通話無料!
http://050plus.com/pc/index.html

CMでEXILEがやんやしてるアレですね。

最近になって仕事やプライベートの都合が重なり、電話利用が急激に増えてきたことがいちばんのきっかけで電話料金を抑えられるアプリを探していたのですが、やはり現時点の電話アプリで最も品質が安定していることと料金の安さに惹かれて、050plusに登録してみることにしました。
登録から2ヶ月間は月額料が無料になるので、試しに利用してみることができるのも嬉しいですね。

また、今回は偶然にもお友達紹介キャンペーン的な何かが行われていたので、そのキャンペーンに乗ってみることにしました。
アプリダウンロードの前にまずWebサイト(http://050plus.com/pc/step/)にて登録してもらう形になるのですが、その際「お友達紹介コード」欄に
132UNR91
と入力してもらうと、紹介した人にも紹介された人にもQUOカードが当たるプログラムにエントリーされるみたいです。もしよかったらぜひー。

使用感についてはこれからまた報告したいと思います。

電車混雑問題で被害者ぶる人たち

タイトルは適当です。
JR、積雪予報に間引き運転を決行した結果がコレ - さまざまなめりっと
これを読んで。

今回のケースだと、天災への事前対策による電車混雑問題とでも呼べばいいのでしょうか。
これ、自分である程度回避できたはずなのに回避できなかった人たちが被害者ぶってて他人に責任をなすりつけてる構造だなーと感じてしまう。

自分は東日本大震災を経験して、計画停電の為に間引き運転すると宣言されたその翌週月曜の朝、最寄り駅に長蛇の列が出来上がっているのを目の当たりにして絶望したのを今でも覚えているのだれけど(結局その日は嫌気がさして会社に行かなかったあたりが自分のクズっぷりを感じ取れますが)、あのとき感じたのは、人間はいつも同じ日常生活が続くと信じ込んでいて、それが少しでも崩れるとたとえその原因が人災だろうが天災だろうが責任の所在を探し始めて、最終的になぜか自分の会社にではなく目の前にいる駅員にクレームを言ったりする生き物なのだということを思い知った。
それ以降、少しでも朝早くに出社するように心がけたり、ピーク時間を回避するよう調整したりしたことであのカオスな混雑に巻き込まれて嫌な思いをすることはかなり減ったので、いつもとは異なる、普段より悪い状況を想定して行動することでわりと回避できるものだと思う。
そもそも都心部の電車混雑問題は平常時から発生する問題なので、いわゆるピークオフ通勤で回避するしかないやんけ的発想の延長だったりするのですが。

そんなわけで今回のように天災に備えてとった対策によって、自分が被害を受けたときにその対策そのものを批判するのはおかしいのでは、というお話でした。(今回の場合は積雪の予想を大きく外した気象庁が謝罪しているけど、逆に予想以上の積雪にならなかっただけマシ)

参考

追記

ワロタwww
天災と国防 (講談社学術文庫)

天災と国防 (講談社学術文庫)

面白いモノを判断する人の話

組織で面白いモノを作るには、面白いモノを判断する人が出てくるわけですけど、その人が面白さをわからないと、その人の判断出来るレベルのモノしか作れないんですよね。

それだったら、ユーザー任せのほうが予想外に面白いものが出て来るから、見てる分には、そっちのほうが楽しいよなぁ、、とか思ったりもしちゃったりします。
【ひろゆき】予想外なユーザーと反予定調和とゲーム実況の話。【オチなし】:ひろゆきのブロマガ - ブロマガ

ブコメに入りきらなかったので、こちらで少し。

これを読んでいて、以前NHKでやってたテレビ60周年記念番組でも似たような話が出ていたことのを思い出した。たしかkawangoあたりの発言だったと思うけど、以下のような内容。

  • (テレビで発信する内容を)おもしろいと価値判断する側が組織である場合、往々にしてありきたりな企画になりがち。
  • ありきたりな企画となってしまうのは、価値判断の責任が曖昧だから。責任者が不在。
  • 一方で、2012年衆議院選挙で池上彰さんが仕切った番組が視聴者もネットユーザーも楽しめるほどおもしろい内容だったのは、おもしろいと価値判断する側が池上彰さん本人だけだったから。
  • 組織や体制をとらわれずに、自らの価値観に沿って「視聴者が興味を持っていること」「一般庶民が疑問に感じていること」を自分の言葉に乗せていった結果が池上無双。

みたいな話。

他にも「テレビがインターネットで話題になって、そこから注目される機会が増えている。テレビはインターネットと対立するのではなく、インターネットと補完する関係を創りあげていくべき」というコメントがあって、なるほどなと思った。

最近のテレビはtwitterなどを駆使しながら視聴者と双方向性を保ちつつ、より良いコンテンツを生み出そうとしてるけど、どれだけ視聴者の思いを聞き入れてもその最大公約数的な番組作りに終始してしまうなら、結局おもしろい番組(コンテンツ)作りは難しいのだろう。

冒頭のひろゆきの言葉にもあるような「予想外の面白さ」を体現できるコンテンツ作りがこれからの時代には求められていくのだと思う。(もちろんテレビに限らない話で、Webサービススマホアプリなどにも言えること。)

伝える力 (PHPビジネス新書)

伝える力 (PHPビジネス新書)

池上彰の情報力

池上彰の情報力