意地を張るという意味でのプライドに価値はない

一部実話含む。

東京をはじめとする都市部に住み始めると、けっこうな確率で電車での揉め事に遭遇するんですが(とくに朝)たいていの場合、少し隣の人との間隔を詰めればいいのに詰めないとか、新聞紙や雑誌を読むスペースを頑として譲らないとか、他人より自分の荷物を大事にしていたりとか、お前は電信柱かと思うくらい自分の定位置から動かない(電車に「定位置」なんてないよ)とか、まあ要はくだらないわけですよ。
こういう人って、結局、自分のプライドを守ろうとしてるんだと思うんですけど、プライドというと言葉はいいけど要するに「意地を張ってる」状態なのかなあ、と。意地を張ってる人ってだいたいまわりのことが見えてないのでタチが悪い……。

  • 満員電車で後ろからぐいぐい押してくる。あームカツク!思いきり押し返してやれオラオラ!「キャッ!」ふと振り返るとそこにはかわいい女のコ、気づいた途端に急にスペース空けはじめてる!
  • 「オレが立っている場所はオレの場所だから勝手に入ってくんなよ!絶対だぞ!絶対に入ってくんなよ!」なんという竜ちゃんメソッド!

朝からそんな濃い芸当は求めてないです!

で、こういう人って朝の満員電車に限らず、いろんなところにいますよね。仕事のミスを絶対に謝らない会社の上司、まわりが自分の顔を立ててくれないとスネる政治家、ほら、あなたの後ろにも……。

他人には決して曲げられない自分のこだわりやポリシーを持っていて、それに従った価値観の下で自分の意思を貫く、というのがいわゆる「プライド」で、要は自分の「誇れる」ところだと思うんですけど、間違ったプライドを誇示されるとまわりがイヤな気分になるので気をつけたほうがいいですね。特に自分のプライドを守ろうとしすぎて本来の目的が一切見えなくなってる人がいたらもうヤバいです。今すぐその人がそれなりにプライドを保てるような対策を練ったほうがいいです!

最初の話に戻ると、電車の中で押されたから押し返す、それが延々と繰り返される、みたいな状況ほどバカバカしいことはない*1ので、押されたら受け流すくらいの気持ちのゆとりがあればなんてことはないですね。いつも朝あわてて家を飛び出すみたいな生活をしている人は心のどこかでその生活自体にストレスを感じてしまっているはずなので、改善が必要です。朝早く起きましょう。早起き超重要。

なんかライフハック話になってしまいました。どうもすいません。あとは合気道とか習えばいいですねきっと。

*1:でも当事者たちは自分のプライドが許さないから必死