僕らの合言葉「ジャズやるべ」

おおいくん(id:nichicchi)19歳おめでとう!これからも常に若気を至ることをお祈りします。どうせいつかは老ける。って、それ俺!ソレオーレ!23歳の秋、ソレオーレ!これからも一ファンとして応援し続けるとともに、過去ログの早期復活を望んでおります。で、まあここまでの話は水に流しておきまして、おおいくんはほとばしるパトスをドラムに叩きつけており、そのほとばしるアレをジャズによって体現しているようなのですが、どうも今日本では老若男女問わずジャズ人気が出ているらしい。本当か?「スウィングガールズ」効果?そのへんは定かではないですが、ともかくジャズ人気は沸々とこみ上げんばかりに出てきているようです。

「恋は苦しくつらいことも多い。“でも美しい”んです。」ジャズ好きの人なら、歌手がこう解説して「But Beautiful」を歌う場面を目にしたことがあるだろう。
だが、これは誤訳。「恋は楽しかったり悲しかったり、静かだったり激しかったり……。“でも、いいのよそれで”」と歌っているのだ。ここでいうビューティフルは“美しい”ではなく、“いいの”“そうだ”といった、肯定のイエスの意味だ。
 
<中略>
 
こうした例は枚挙にいとまがない。学校で英語を習うとビューティフルを“美しい”、アズを“ままに”と訳すのは普通で、私もそういう教育を受けてきた。
 
<中略>
 
私の場合、一つ一つの単語をきっちり訳すのではなく、歌詞の流れがきれいで、意味がストンと心に入ってくる日本語訳を心がけている。
本場米国では下降線をたどっているジャズ人気は日本ではいまだ健在。音楽そのものへの関心は高いのに、誤訳や誤解がそのままになっているのは残念だ。
 
日本経済新聞10/13付 「知られざるジャズの誤訳」

まあ要は、歌い手や作詞家の意図や感情を歌の流れの中から汲み取って、歌詞に対して正確に理解をしていきましょう、といったことをいっているわけですが、所詮「読み書き英語教育」でしか学んでいない外国語を理解しろというのは無理な話であって、筆者の気持ちはすごく分かるんですが、僕からすればむしろ誤訳してもいいんじゃないか、「歌詞に対する正確な理解」というよりも「歌詞に対する主観的な理解」をしていってもいいんじゃないかと思ったりしています。ラクしたいだけなんですけどね。ひどい自己完結の仕方ですが、ポップミュージックとロックンロールから切っても切り離せない関係にある僕らの世代にとってはこういった手法が合っているように感じられます。