サービスに使われる人々
Evernoteが流行りはじめてから、なにがなんでも記録する人が増えてると思うんですけど、なかには記録厨という蔑称そのものみたいな人もいて、こういう自分専用のログ検索サービスが出てくるのは必然ですねー。
DropboxやEvernoteに保存している各種情報を一括で検索することはもちろん、Twitterやfacebookのアカウントを登録しておけば、自分がフォロー(友達になって)しているユーザーの動向を検索できる。検索結果を得るのがとても高速である上、最新の投稿はリアルタイムでも更新されてくるので、少し使用しただけで手離せなくなってしまうだろう。
これはくるかも→ソーシャルメディア検索エンジン「Greplin」が一般登録スタート【増田(@maskin)真樹】 | TechWave(テックウェーブ)
当然のことながら、使い方を誤ると本末転倒になりそう。ライフログを検索するためには自分のライフログを充実させる必要があるけど、そのために自分にとって必要もない情報をガシガシ突っ込んでいってしまうと、結局Googleで検索したほうが速いやんけ、という事態にもなりかねない。それってサービスを使っているのではなくて、サービスに使われているのでは?
「自分のログや知識や情報をクラウドに記録する(ライフログ)」という流れの中で、サービスの集約化を煩わしいと感じる人もこれから増えてくると思います。アナログへの回帰も増えていって、「やっぱり手帳がよかった」という人も増えてきそう。手帳に対して検索はできないけど、いつでもどこでも気軽にアクセスできるのは大きなメリット。「気軽に」扱えるということが最大のポイントだと個人的には思っています。
iPhoneといったデジタルデバイスでは体験することのできない「ペンで書き殴る」という行為によって生まれる感覚こそ、これからのデジタルデバイスに必要なものなんじゃないかなあ。(そうなったらまたライフハック本とかが売れ始めるんだろうなー)
話が脱線したので改めて言っておきますが、サービスに使われないようにだけ気をつけましょうね。(自戒も込めて)
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