情報に対するスタンスが重要な件

この件について思ったのは、やっぱりはてなの中の人というかなおやさんはインターネットの情報に対して性善説を持って接しているんだなあということ。

そしてこの「残念」と思った感覚を、ここ最近メディアなどを通じて味わうことが非常に多いのです。ライブドア事件に関する報道がその最たるものだったように思います。以降、僕はメディアからの情報を素直に受け取ることができなくなってしまいました。結果的には、複数の情報にあたったり、受け取った情報を疑ってみたりといったことを意識的にするようになったため、自分にとってはプラスだったのかもしれません。しかし、多くの人がその情報が正しくない、恣意的に操作されているものであると気づかずにそれを消化しているかもしれない、あるいは自分自身も全く気づかないところで事実を曲げた情報を刷り込まれているのかもしれないと思うと、憤りを感じると同時に恐怖すらおぼえます。
 
「心にナイフをしのばせて」読後感想

性善説だからこそ、「残念」だと感じたのだと思う。
 
これの逆がまさに"ひろゆき"なわけで、ひろゆきタソは情報に対して性悪説であると思うんですね。「情報は疑ってしかるべき」という観念を持っている。これとか。

「うそをうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」
 
Hiroyuki speech about 2ch

どっちがいいか悪いかではなくて、どちらの考えも正しいと思うし、健全だと思う。ただ、いずれにしても情報に対してはある種常に懐疑的でないと、知らず知らずのうちにとんでもない方向に流されてしまうことがあるよ、と。
 
まあ当然のことだし、これまでに幾度と無く言われてきたことだけれども、情報には嘘も真実も含まれていて、それぞれが情報の信頼性について考え、判断しなければならないよ、というお話。考えなくなった時点であなたはもうおしまい、ということ。