懐かしのファミ通

先週、10年ぶりぐらいにファミ通を買いました。創刊20周年とかいって大々的にキャンペーンを行っていたので、久しぶりに買ってみました。
 
中学生ぐらいのときに読むのをやめてしまったファミ通。当時、桜玉吉とか鈴木みその漫画を楽しみにしていたのを思い出しますねえ。今はちっとも面白くない漫画になってしまっていたけれど、町内会コーナーなどはデザインもさることながらネタそのものもまったく変わっておらず、なんとなく懐かしい気分になりました。
 
で、このファミ通において、浜村通信(今はエンターブレインの偉い人)が自分のコーナーでPS3について語っていて、そのコラムに対してテラヤマアニさんが語ってくれている。その語りについてはあちらで読んでいただくことにして、ここでは、浜村通信が言っている事を以下にまとめてみる。

【大意】プレイステーション3の歴史は、段階的な普及を前提に始まるのでは

  • 70000円代のゲーム機として、PS3は登場する(60ギガのほう)
    • 正直高い
  • ソニーPS3をゲーム機として捉えていないのでは
  • これはコンピュータを使った新たなエンターテイメントシステムだ
  • ゲームファンはこう言う
    • 「ちょwwFF遊びたいのにwwwもっと安く!w」
  • ハードマニアはこう言う
    • 「とりあえず買い」
  • で、なんだかんだで100万台はいくんじゃね?
  • でもまだPS3の性能は使い切れていない
  • PS3の本領発揮は2007年末頃ではないか(ハード面でもソフト面でも)
  • ロンチソフトが揃う頃には、ハードの価格は下がるはず
  • HDDなしのPS3が出たりとかすれば、もっと売れるはず
  • その頃には既存のゲームファンだけでなく一般人が家電を買うようなイメージで売れていくんじゃね?

そのとおりになりそうな予感。
 
だから結局はソニーはエンドユーザーに対して、このPS3というものは今までのゲーム機とはまったく別物なんですよ、ゲーム機ではなく、いずれ一家に一台必要となるような生活の基点となるシステムのインフラとなるんですよ、といったことを伝えていかなければいけないと思うんだけど、それをうまく伝えるには相当難しいのではないか。この点に関しては僕は悲観的に見ている。
 
これは"新たなエンターテイメントシステム"だと言っても、一般人にとってすれば誰も理解してくれないだろうし、今までのプレステユーザーからすれば「PS3高い!」の一言で情報を遮ってしまう可能性もある。

SCEI 久夛良木健氏インタビュー - 後藤弘茂のWeekly海外ニュース
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0607/kaigai276.htm

伝えようとする姿勢、意図は見えてくるんだけど、ソニー(というかSCE)としてきちんと統一した見解を持ち得ているのか疑問。偏見なのかもしれないけど、久夛良木さんが暴走しているようにしか見えない。