酒池肉林の日々

奈良に帰ってきてから毎晩毎晩酒をがつがつと飲んでいるわけですけれども、いいかげんおなかの具合が調子悪くなってきた。鼻はずるずる、お腹ピーピー、なんだかクズ大学生みたいな生活を綴ってみますよ。
 
8月13日。
前エントリにも記したとおり、花火大会にてビールイエー!
 
8月14日。
地元の友達とプールで死ぬほど泳ぎ、併設の温泉でのぼせてしまって疲労はたまる一方。地元に帰るといつの間にか出来ていたダイニングバーがあったので、そこで焼酎をぐいーっと。つうかあんな田舎には似つかわしくないほどの雰囲気のよいお店で、立て構えだけではなく味もめちゃくちゃうまかったので酒がすすむすすむ!
 
8月15日。
中学の時の友達と3人で飲み。多趣味な奴らなので仕事、音楽、映画、漫画、俺たちの将来を酒の肴にして6時間に及ぶ激論の末、ひどい泥酔状態のまま1時間弱かかる家までの道のりを歩いて帰るハメになって死亡。仕事やめて中国行くだとか、今のうちから構成作家になるためのネタをひそかに広めておくだとか、公募制のアートに応募して個展を開くだとか、まあくだらねえ話なんですけれども熱い6時間を過ごすことができました。気分良くなってタバコ吸いすぎたのが仇となった。最後はおえおえ言いながら帰りましたけど楽しかったからよし!
 
8月16日。
女のコふたりを連れて難波で飲み。ひとりは地元のコ、もうひとりは2年前に堀江の雑貨屋で働いててそこをやめてすぐ結婚して子供を産んで今は主婦生活しているちょうベッピンさんのひと。アメリカ村の飲み屋で飲んでたんですけどこいつらキャッキャッ言いながら飲みやがってムカムカしたんだがものすごいベッピンさんなので怒ろうとして顔を見るといつのまにかニヤけてる自分がいるという悪循環、否、好循環!ちくしょう、好循環!酒がすすむすすむ!というアホみたいな状況の中で芋焼酎をぐいぐいと飲みました。で、その後でコーヒー飲みたいっつって近くのコーヒー屋でカフェラテ買ってたら変なガイジンがフランス語で話しかけてきて、また女のコふたりがキャッキャッやり始めておまえらもういい加減にしろーと憤怒しようとしたらそのガイジン、関西弁しゃべってた。
「このオンナ、アホやね。」
一同、コーヒーぶーっと噴き出した。めちゃくちゃ笑った。
で、なんだコイツと思って3人がかりでそのガイジンを詰問してたら、どうやらアメリカ人とフランス人のハーフで両親は今モロッコに住んでて、フランスの超一流大学(日本で言うと東大クラスなんだけど、東大よりはるかに質は高い)を卒業して、親は政治をやれと言ったんだけどそれに反発して日本に来て13年間大阪に住んでエンジニアをやってた、日本に来て働いて実感したことは自分はどうしても外国人という枠で考えられてしまうから何事にも必ずトップの結果を出さないと認められないし、だからトップの成果を出してきた、それで会社の副社長(!)までのぼりつめた、でもそこまで頑張っても外国人という枠は無くならなくて、上からの圧力はすごかった、だからもうつまんなくなってそこはやめて今は農家やってます、トマトとかたまねぎとか作ってるよって笑いながら言ってた。すげえいい笑顔だった。あとおじいちゃんがモロッコで映画の配給会社をやってるらしいとか、彼女はフランスにいて、でも相手のことには干渉しない、最近はセックスばかりになっているから将来のことまではあまり考えていない、お金はいらない、今暮らせるだけのお金があればいい、今日こうやってお酒を飲んで、コーヒーを飲むお金さえあればいい、明日はたこ焼き(かなりの好物らしい)を食べるための500円だけあればいいと思ってる、だからお金は貯めたりとかはしないとか言ってた。
こいつおもしれえなあと思ったし、こういう考えを持つ人間と出会うこと自体なかなかないことだから興味深かったし、考えや思考の多様化はどんどん深まっているけどこうやっていろいろ話をして自分とは文化の違う国の人の考えを直接感じ取ることはそうそうないから話聞いてるだけで楽しかった。ていうかアイツぜったい賢いな。僕は馬鹿で飲んでばっかりですけどいちおうこれでも社会人なのでしっかりしなきゃいかんなあと改めて思った矢先、今日一日ずっとマンガを読みふけっていましたぶへー