電子マネーはフィリピーナを救う
ぼくがいつも読んでるメルマガで、非常に興味深いものがありました。
★週末、弟の家に言って雑談していたら、フィリピンパブに良く行くと
いう話になって「そこのお姉さんたちは、どうやって稼いだ金を本国の
家族に送金してるか知っているか」と聞いてみた。フィリピン等の途上国では、一般の人が銀行口座を持つ人が少なく、
口座があっても海外送金手数料が高いので、殆んど使われていない。「家族が受取った携帯メールをマクドナルドに持っていって、そこで換金
してるんだよ」と言ったら、とても驚いていた。
え?"家族が受取った携帯メールをマクドナルドに持っていって、そこで換金"?なにそれ?と思ったのでちょっと調べてみました。
フィリピンの銀行の日本支店から本国宛送金の手数料は送金額に関わらず2000円均一なのでまとまった金額を送金する場合は手数料が安くなると思います。私は日本に住んでいたとき、PNBからフィリピンの親族に送金していました。
どうもこれまでのやり方としては銀行経由でフィリピンにお金を送金する、というのが一般的な海外送金方法だったようですね。それにしても「奥さんはフィリピーナ」、うーん、なかなか艶めかしい語感ですね。みなさんいろいろご苦労されているようで。
で、さらに調べていくと「マクドナルド経由でフィリピンに送金する手段」を説明しているページを見つけました。
一方、最大手のスマートも「スマート・パダラ」*14という携帯電話による海外からの送金サービスの提供を始め、利用が広がりつつある。このサービスもSMSを利用しており、フィリピンにいる受取人の携帯電話に海外から電子マネーを送金することができる。送金手数料は送金額の1%である。電子マネーを送られた人は、「スマート・ワイヤレス・センター」やマクドナルドなどの協力店で現金に戻したり、提携銀行のATMでお金を引き出すことができる。手数料は一回2.5ペソ(約五円)と安い。海外で送金できる場所は香港やニューヨーク、横浜など限られてはいるが、物理的な輸送を行わずに瞬時に送金することができ、銀行口座から引き落とす必要もなく便利だと好評である。
おお、なるほど!
参考にしたページによると、フィリピンでは携帯電話業界の盛り上がりと共にSMSといったメールサービスが充実しはじめ、それに伴って携帯電子マネーも普及してきたもよう。その流れの中で「携帯電話による海外からの送金サービス」が生まれ、それが活用されはじめてきていると。
http://www.geocities.jp/mikirooga/remit.htm
これまで銀行での送金手数料が2000円とられていた(送金先や取扱銀行によってはそれ以上の手数料がとられることもある)ことを考えれば、送金手数料が金額の1%+手数料、というのは非常にメリットも高く便利ですね。
日本だけでなくフィリピンをはじめとする海外での携帯電子マネーの普及によって、海外送金にまで変化が生まれてきているとは驚きの一言。逆に、銀行は電子マネーにどんどん顧客と金をとられていっているんだろうなあというのが容易に想像できますね。これまで「銀行」しかなかった選択肢が徐々に増え始めているというわかりやすい一例。
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