モノの価値を測ってみる。

買い物が下手っぴなあなた。買い物に行っても優柔不断でなかなか買うべきかどうするか決められないあなた。(すべてぼくのことです)
そんなあなたにオススメなのはこれから買おうとしているモノ・自分が欲しいモノの価値を判断して、それが本当に妥当かどうかを見ればいいはず!

というわけで、今回はモノの価値を測ってみて、それが果たしてどのくらいの価値を持つものなのか、「費用対効果」として良いものなのか、悪いものなのかを検証してみようのコーナー。今回はノートパソコンを例にみてみよう!

モノの価値を求めてみる

モノの価値を求めてみる、とはいってもモノの価値を客観的に判断するのはかなり難しいので、ひとまず目安として「モノの価値」を見るために「費用対効果」を求めてみましょう。ということで、まずは「1日あたりの費用」をざっくりと求めてみます。
「1日あたりの費用」=「モノの金額」÷「モノの寿命年数」×365日
これで1日あたりの費用は求められます。

モノの値段を調べよう

当然ではありますが、モノの値段はあなたの気持ちで決まるものではなく、市場が決めるものです。まずはネットで市場調査してみましょう。だいたいの値段がわかると思います。

今回はノートパソコンを例にしてみますが、ぼくが持っているノートパソコンは友人から10万円で購入したものなんですけど、実際の価格としてはおそらく20万円くらいでした。(メモリ増設代とか含めると)このあたりはざっくりでよいです。

モノの寿命年数を調べてみよう

では次に、モノの寿命年数をどうやって測るか・・・ここは少し難しいのですが、ひとまず簿記でいうところの「減価償却資産の耐用年数」で「モノの寿命」を測ってみましょう。耐用年数ってなんやねんという人はこちら↓

何年に分割するか、という年数を耐用年数という。名前からしてモノの物理的寿命という感じがするが、そうではない。経済的価値の寿命というような抽象的な意味あいだが、難しく考えることはない。分割年数だ。
http://homepage3.nifty.com/domex/business/yogo_syoukyaku.htm]

その名の通り、モノの価値が何年もつか、ということを表したのが耐用年数になります。で、PCの耐用年数はこちら↓

  • 電子計算機
    • パーソナルコンピュータ(サーバー用のものを除く。) 4年
    • その他のもの 5年

https://www.keisan.nta.go.jp/survey/publish/18386/faq/19812/faq_19838.php

いやー、お役所用語よろしく、まどろっこしく書いてますが、要するに「PCは4年!ただしサーバーを除く!」ということです。

1日あたりの費用を算出して、費用対効果を測ってみよう

「モノの金額:200,000円」÷「モノの寿命年数:4年」×365日≒「1日あたりの費用:137円」
はい、出ました。パソコン1台に対する1日あたりの費用は約137円!ペットボトル1本分か!

あとは「費用対効果」を検証するのみです。パソコンは毎日使うものとすると、1日に137円を「投資」することで、それ以上の「効果」を受けることができるでしょうか?これについては人それぞれなので各自検証する必要がありますが、今回はぼくのパソコンの使い方を例にして、検証していくことにしましょう。

  • パソコンはだいたい毎日使う。
  • 主にネット利用が目的。たまに仕事でExcelをイジったり、家計簿をつけてみたりしている。
  • ネットでは、情報収集やブログによる情報発信、ネットショッピングの利用が中心。
  • 情報収集により新たな知見、アイデアが生まれることがある。
  • ブログやtwitterによる情報発信から、ごくたまにオフ会に参加しては非コミュっぷりを発揮するなど、社会勉強を行っている。

ぼくのパソコンの使い方はざっとこんなところですが、これらを行うために、これらの効果を得るために、1日137円を払えるかどうか、というところを判断すればよいかと思います。1日137円払って得られる価値、それを是とするか非とするか、ということですね。

まとめ

当然、今回はかなり単純化したケースで紹介したので、本来であればネットを使うための回線代とかネット利用に費やしてしまう時間の価値(意外とここは重要)も考慮すべきですが、今回は特に考慮していません。また、減価償却の話が出てきているところからもわかるように、パソコンとかクルマといった長期的に使われるモノ(資産)じゃないと上記の話は適用しづらいです。
ただ、当事者にとってわりと高額と感じるモノ(家だったり車だったり家電だったり)を購入する際の検討基準として、上記の考え方を適用することはできますね。*1

大切なのは新しくモノを買おうと思ったとき、それを使っている自分の姿を思い描いてみて、何が得られて何を失うのか、といったところまで意識してみることだと思います。それによって自分にとって本当に必要なモノなのかどうかを見極めることができるかもしれません。

*1:と、書いている時点ですでに充分考えすぎで優柔不断じゃないか、と言われるかもしれませんが、そこはご愛嬌といったところで。