ぼくの夏休み

実家に帰って多くの人々と交流しましたけど、人生というのは出会いと別れによって形成されていることを改めて強く思った次第でございます。

入院しているおばあちゃんの姿を初めて見てショックを受けました。母が少しずつおかしくなっているという事実を改めて感じ取り、僕もおかしくなりそうになりました。
元気だった頃を思い出すと、どうしても寂しい思いが胸にひろがってしまいました。そんな過去は思い出しちゃいけないのかな。ひとりきりになると、絶望のような感情が胸にひろがって、それでも涙はこらえていました。


こういうときは歩いたほうがいいなあと思ったので、この夏休みはひたすら歩き続けていました。

会社の同期らと京都で2連泊して、ひたすら徒歩で清水寺に行ったり京都市内を観光したりしました。もう清水寺は4回目ぐらいかなあ。何度も行っても心が洗われる場所だ。そのあとゲーセンでカウンターストライクNEOをひたすらやり続けたりしました。楽しかった。

ひとりで奈良を4時間ほど徘徊しました。JR奈良駅から新薬師寺まで歩いて、薬師如来十二神将立像を初めて拝んできました。素晴らしい空間でした。そのあと、新薬師寺の隣にある奈良市写真美術館に行き、入江泰吉唐招提寺の写真に強く感動しました。本当に美しかった。

地元の友達と大阪で喫茶店巡りをしました。ただお盆の真っ只中だったため、ほとんどの喫茶店は休みをとっており、素敵な喫茶店を探し出すのに苦労しました。結果、6時間ほど大阪中心部をウロつくこととなってしまいました。でもさんざん歩いたおかげで、素敵な素敵な喫茶店が3店舗も見つけることができました。

なんとなく、ただの店紹介日記になってしまいました。ミックスジュースばっかり飲んでるし(笑)(笑ってやってください)


この一週間、ひとりで歩いたり仲間と歩きながら、自分の生き様を見つめてきたような気がします。

これまで歩いてきた道とこれから進んでいくであろう道のりをぼんやりと眺めながら、「やっていくしかない、なんとかやっていくしかないんや」などとイントネーションがおかしくなりはじめた関西弁を駆使して、自らを奮い立たせていました。


明日のことはわからないけど、出会いや別れがあって自分の人生は進むのだから、日々の出会いや別れを大切にしよう。そんな当たり前のことを改めて強く感じた夏休みでした。