あまりにも切実な話

福岡の事件なり他の事件なり、ここ最近起きているいじめ関連の事件はそれを取り巻く大人も子供もはっきり言って反応がおかしい。自分も含まれているのかもしれんが。

僕は、みんながいじめたので自殺をします。自殺したあとにはんせいしたとかわるいことをしたなどうそを言うでしょう。ぜったい反省していないでしょなぜなら反省してたらクラスみんなで僕をいじめないからです。ぜったいなん年かたったらわすれるでしょう。なので僕が自殺しました。そのあとでみんな責任をとって自殺してください。11月12日の日曜日に学校の教室で自殺をしてください。
 
自殺予告手紙:「生きていくのがつらい」……手紙全文

真偽はどうでもいいんだけれども、前半部分の内容はすごくわかる。「ぜったいなん年かたったらわすれるでしょう」という部分は切実すぎる。狂言であれ現実であれ、かなり強烈である。
 
だけれども、後半部分の「そのあとでみんな責任をとって自殺してください」はいかにも幼稚というか、自己中心的と言わざるを得ない。そのあとでも「集合場所 教室」だとか「持ち物 ナイフ」と書いていて、なんかその画を想像するとバトルロワイヤルみたいな滑稽な画が浮かんできて思わず苦笑してしまった。
 
なんというか、こういった痛烈な部分と滑稽な部分を持ち合わせているから真偽に関係なく余計に胸に迫るものがあるのかもしれないですね。