ゲド戦記の主題歌プロモがひどい

ゲド戦記の評判の悪さがネット界隈で盛り上がっていますけれどもゲド戦記の主題歌である手嶌葵「テルーの唄」のプロモーションビデオもけっこうひどい。

[Ghibli]Gedo Senki-Teru no Uta
http://www.youtube.com/watch?v=p2anOJh8Suo

単調な映像が淡々と5分間流れるだけのプロモーションビデオで、今ひとつ面白みが欠けているなあという印象を持たざるを得ないし、プロモ冒頭で手嶌葵のシルエットから徐々に顔が見えてくるという演出もひどい。「ハイ皆さんココ注目ー!今までシークレットだった、あの超大型新人の手嶌葵の顔がついに出ますよ!ホラ、出ますよ、ホラ、ホラ、出ますよ、ハイ!出たー!みんな見たー?はい、じゃあみんなこの話題広めてねー!」みたいな思惑がぷんぷんする。でも、いちばんひどいと思ったのはココね。

うわーなんだこの使い古された感じの演出は!
 
80年代のプロモみたいな。新人のプロモーションにこんな演出はふつう使わなくね?狙った演出ではなくて、天然でこうなっちゃいました的な演出なのでどうしようもない。こんなんだったらゲド戦記の映像をそのまま流すか、その映像を取り入れた構成にした方が映画と楽曲の両方のプロモーションとして良いのに。
 
そもそも手嶌葵の売り出し方自体がひどいのよなあ。デビュー前の手嶌葵をシークレットにするとかって、そういったプロモーションはほとんど成り立ってないように感じてしまう。岡本真夜みたいな売り出し方?「歌はすごいんですけど顔が……」みたいな制作サイドの後ろめたさをこっちが感じてしまう。それってものすごく損してると思う。別にそんなところは関係ないのに。「テルーの唄」自体はいい歌だと思うし。主題歌がこんな感じだと、映画の方もあまり期待できないなあ。