CDJ 05/06参戦日記

3年前の夏以来のフェスティバルに浮かれ足の僕は今朝、見事に寝坊をぶちかましてしまい(いつもどおりですけども)、食事も水分も摂らずに完全に目も覚めずに寝起きのままで会場に乗り込んで見たのがPOLYSICS。そしたら超激しいのな!重低音のグルーブと高く突き抜ける電子音とボーカルハヤシのシャウトが何も入っていない空っ腹にこみ上げるこみ上げる。非常に楽しったんですが、異常に汗だくなひとときを体験することができました。ただ、POLYSICSは普段あまり聴かないんですけれども、このひとたちはフェス向きだと思った。こういう祭りにとって他の人では補いきれないポジションを確立しようとしていて、すごいと思った。あと、シンセのカヨちゃんの無表情な顔と身体の動きが最高でした。
 
次に見に行ったのはRHYMESTER、僕は興味なかったんだけれども一緒にフェスに行っていた子が好きらしいので一緒に見た。本人たちはしきりに「いま過渡期!おれたち過渡期!」と叫んでいて、それは前のアルバムからリリースがすこし離れているが新曲はある程度出来ている段階でのライブは中途半端だということと、フェスの出番が3日間のうちの2日目の、そしてサンボマスターのあとの2番目でそれは正直やりにくいよ、ということらしかった。そんな中、MCふたりは一生懸命盛り上げようとしていたけど、MC自体は面白くても曲は聴いたことのない人からすればわかりにくいものだったと思う。結果、全体的に盛り上がりに欠ける内容だった。メインステージにしてはそこまで人が入っていなかったことがそれを証明しているんじゃないか。途中、3分ぐらい(たった3分!)だけクレイジーケンバンド横山剣が出てきて、その時の盛り上がりは対照的にすごいものだった。そういうとこだけ盛り上がって楽しもうとする「ROCKIN'ON JAPAN狂」のひとはかんべんしてほしいと思った。他の世界を見るのも必要なことなんだよ。
 
そのあとは曽我部恵一バンド!今日楽しみにしていたバンドのひとつ。最近出したアルバム「LIVE」と同じような構成、同じようなほのぼのとした雰囲気で個人的にとても心地よく楽しむことができました。曽我部恵一的素敵ラブソング「テレフォン・ラブ」は会場全体が優しい雰囲気に包まれた瞬間を生み出していたと思った。あれよかったなー。そのあとの「LOVE-SICK」は愛溢れる何かを必死に伝えようとする曲で逆にあれは食傷気味になってしまった。曽我部は天然なんだろうけど、ちょっと愛とか平和とかを狙いすぎてる感があって今回はそれを非常に強く感じてしまった。好きだから許せるんだけど。たまに許せなかったり。あと、まわりの女のコがしきりに「曽我部さんかわいいー」「かわいいねー」って言っててそれは違うだろうと思った。男のロマンチックな思想、言葉を女が「かわいい」と表現してしまうと、その男の考えるロマンは安易でチープなものに成り下がってしまう。かわいい、以上の何物も生み出すことができない気がする。
 
長いな……。明日にでも書きます。待てない人はこちらへ。
http://www.rijfes.co.jp/countdownjapan/0506/index.html
 
とりあえず本日見てきたものを列挙しておきます。

COUNTDOWN JAPAN 2005/12/30のコース
 
POLYSICS

RHYMESTER

曽我部恵一バンド

グループ魂

TAICHI MASTER

ZAZEN BOYS

ASIAN KUNG-FU GENERATION

PENPALS