糸井重里氏インタビュー

メモメモ

早い話が「俺はどんなに素晴らしいか」を女の人に説明したって、口説かれてはくれないということですよ。それより好きか嫌いか、でしょう。人間社会というのは、実は口説く前に好き嫌いが決まっているみたいなところで関係が成り立っているわけで、そこを認めたくない人がいくらロジックを組み立てても女の人は口説けない。

例えば1行20字だと、1行に収まりきらない文章ばかりになってしまう。改行が減るからリズムが悪い。一方、メールで通常使われる1行32字は意外に長くなって、改行しなくて文章が並んでしまう。そうすると見た目、画面上で字がびっしりになる。空間を空けて改行が適当にあって、短い文章は1行で入る読みやすいフォーマットは27文字。他にも、行間、句読点、文体、改行の位置、見る人にとってどう見えたら一番気持ちがいいのか一生懸命考えました。あとはあまり考えなかった。

ちなみにこのインタビューのページも、しっかり1行27文字(笑)ちゃっかりしすぎだろそれは!

従来の広告の時代はもう終わっているぞと。つまり、ウソをついたり、過剰にお化粧をしたものは「朝の顔を見せてよ」と言われるようになっちゃう時代なんです、もう。

たしかにそれはありますね。それか、夢を見続けるか。いつか目は覚めてしまうんやけどね……。

僕はこう考えています。1:新しいことは、不慮の事故から始まる。2:青写真を描いて設計したモノは、すでにある、だから2番手にしかならない。

とまあそんなわけで、糸井重里氏インタビューでした。日経ビジネスEXPRESS(http://nb.nikkeibp.co.jp/free/PROJECT/20041222/107069/1/index.shtml)より。やっぱりちょっと変態がかってるというか。賢い人だなあとは思う。