帰郷

都会の生活に慣れ、仕事にも慣れ始めてきた中、田舎に帰ってまいりまして、やっぱいいなー地元は、と、帰ってくる場所なんだなー、と思ったわけです。
 
東京と奈良の決定的な違いは言うまでもなく“自然”なんですけど、田んぼがあたり一面を埋め尽くしている、見たこともないような虫がウジャウジャいる……とかではなくて(場所による、もちろん)、生活の中に自然が密着している、ということなんですわ。日常の暮らしの中に自然がある。夜、ふらっと外に出てみると草木の匂いが漂ってくる。そこで深呼吸して、空を見上げると星が見える。だからといって、自然は素晴らしい!とか田舎最高!とかを言いたいのではなくて、そういう普段は意識もしないような空間、すべてが必然としてそこにあるということ、人々の日常も見え隠れする生活感、澄んだ空気、音、匂い、そういったものを肌で感じることができるってことを大事にしていかなきゃいかん、とそう思うわけです。自分の時間、というか。僕は今、本当にこの地元の空気が好きなんですけれども、ずっといたいとは思いません。ここにずっと住んでいても、きっと何も変わらないだろうから。また来週になれば僕は東京の荒波に揉まれてくるわけなんですが、帰る場所がここにある、ということを確認できたことは自分にとって本当に良かったでした。
 
何も考えずに書いてみました。相変わらずひどい文章ですけど、まあ、ビールでも飲もうじゃないですか。