追伸

書くきっかけになったエントリ

前回書いたもっちーへのラブレターはわりと自分なりに渾身のエントリだったので、いろんな方々からはてなスターやブックマークをいただけたのが嬉しい限りなのですが、実はあのエントリを書くきっかけになったひとつの文章がありました。(まあ、また梅田望夫の話なんですけれども)

最後に読者に伝えたいことがあります。広く「知的生活」と言いますが、知的生活というのは知的消費と知的生産を含んだ概念です。梅棹忠夫が述べているように、本を読むだけで終わるなら、それは知的消費であり、感想文を書くなりして初めて知的生産になる。その差は突き詰めて言えば「書く」かどうかにある。知的生活を充実させるにあたり、最初の関門は「書く」ことだと思います。
グーグルに淘汰されない知的生産術 - My Life Between Silicon Valley and Japan

世界中に響き渡る小さな声

この文章を読んで、僕は「知的生産」の「知」に辿りつけるようなものを書くことはできそうにもないけど、少なくとも誰かに伝えたい自分の思いを書くことでそれなりのものを「生産」することくらいはできるんじゃないか、と思って「書く」ことを決心しました。

炎上する場所に油を注ぐことはしたくないし、炎上する場所のとりまきにいる野次馬のような存在にもなりたくなかったので、「炎上っていうか、あれお祭り?実はみんな楽しんでんじゃね?」みたいなことを小さい声で言ってみる、くらいの気持ちで自分の思いを書いてみることにしました。

結果、梅田さんからブックマークされて「ああ、Webって小さい声で言っても世界中に響き渡っちゃうのか」という今さらな思いと「遠回りするわけでもなく、伝えたい人にどストレートに届いちゃったなあ」というちょっとした照れと変な感慨を持ってしまったわけですが、まあやっぱり嬉しいものですね。「伝える」という姿勢と「伝わる」という事実に、純粋な喜びを感じました。

余談

実は昔、一度だけ梅田さんからはてなスターをもらったことがあったんですが、それは「Web進化論」を読んだあとの書評、の予告エントリ(笑)だったので、さぞかし梅田さんはガッカリされただろうなー、というか申し訳なさすぎる!という思いがずっと僕の心のどこかにひっそりと佇んでいたので、今回ようやくその思いも解放されたかと思うと、よりいっそう感慨深いものが個人的にはあったりしました。

まとめ

ブログって読むものじゃなくて書くものですね。そこから始まる気がしました。

みなさんもよいネットライフを。